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2007年 08月 23日
22日決勝は、佐賀北高が副島の逆転満塁ホームランで5-4と広陵高を降して初優勝を飾った。選抜ではすでに3回優勝している同校も夏の大会では優勝がなく、準優勝が3回目。それも、1927年、1967年、2007年と、きっちり40年おきになっているのが不思議だ。
この試合、7回までは完全に広陵高のペース。ぽんぽんとテンポよく投げる広陵高・野村投手の前に、佐賀北打線は1安打10三振。一方の、佐賀北高は、広陵高の猛攻をなんとか4点で食い止めている、という感じだった。ところが、8回裏の2連打で野村の歯車が狂った。四球で満塁にすると、微妙なコースをボールと判定されて押し出し。続く副島には、1-1からの3球目をレフトスタンド中段に運ばれた。打った方も投げた方も失投という球、この場面で出た広陵高には不幸であり、それを見逃さず、ホームランにした副島はさすが。 副島は、これで3本目のホームラン。1大会3ホームランは強打者の証しだ。そもそも、今秋ドラフトで注目されている、横浜高の高浜選手とは中学時代のチームメイト。高浜が3番で、副島が4番を打っていたというから、今大会まぐれで当たっている、というわけではない。 9回表、広陵高は無死一塁で、7番岡田のバントの際に、一塁ランナーは三塁を狙ってアウト。この作戦、成功していれば相手の虚をつくすばらしい走塁だったが、失敗すると、「なぜ?」という疑問も残る。特に、久保も安定していなかっただけに、残念だ。しかし、ランナーは二塁で止まる素振りも見せていなかったことから、最初からの作戦だったことはあきらか。また、アウトになったランナーを中井監督が拍手で迎えており、監督の指示だったのだろう。 試合後、監督が審判への不満をもらしたといもいう。観客の大部分が佐賀北高びいきだったことから、“ヒール役”に回ったことのない同校にとっては、やりづらかったことは間違いない。これも巡り合わせか。
by office_morioka
| 2007-08-23 00:00
| 甲子園
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